僕がはじめてこのお店「山薬」を訪れたのは、たしかはじめて日帰り温泉の天山に行った帰りだったと思う。方向的には帰り道でもなんでもないんだが、どうもこの山小屋風の店のたたずまいが印象に残っていたことと、箱根名物?のとろろ(自然薯)をいちど試してみたかったからである。
場所は箱根の早川沿いを走る国道1号線が強羅方面へ138号線へ分岐したすぐ先にある。箱根では宮ノ下温泉郷のなかに位置する、峠道に突如ぽつんと現れる山小屋風の建物がそれである。

早川渓谷の山薬で滋味に富んだ山薬とろろ膳をいただく
入り口から店内に入るといきなり階段で一階に降りる形になので、最初は戸惑うかもしれないが、階段を降りた先が実際の店内になっていて、待合スペースも確保されている。この日は生憎の雨降りだったし、訪れた時間が昼過ぎの中途半端な時間だったから、先客は一組しかいなかった。店内スペースは、外観の山小屋のイメージからもっと狭いかと想像していたが、実際はかなり広いスペースになっていた。若い接客の店員さんが3名ほどいた。


窓際の遠くに滝がうっすら見える席に案内されて、さっそく何を頂こうかとメニューみながら思量。
しかし、メニューはいたってシンプルで、朝食の御膳、もしくは昼食の御膳のどちらかで、いずれも自然薯を使用した料理が織り込まれている。昼過ぎなので「山薬とろろ膳」をオーダーしてみた。


山薬 昼食・夜御膳
お店のHPより引用
お店の由来になっている「山薬」とは「自然薯」の漢方名になります。栄養豊富で消化吸収の良い自然薯は、美容にも良い食材の一つ、昔からその効能の高さは知られています。
山薬とろろ膳 2,280円(税込2,508円)
・黄金麦飯(白米6割にたいして国産麦4割)
・自然薯とろろ(のり・ネギ・わさび)
・山芋ステーキ肉味噌あん
・極上のりの佃煮
・木の子汁
・自然薯さつまあげ
・富士湧水豚の西京焼き
または
・旬の小田原産 地魚の干物
山薬とろろ膳 自然薯とろろと黄金麦飯
注文して待つこと10分ほど。プレートに載せられた山薬とろろ膳がやってきた。
うん、ボリューム的にちょうどいい具合だな。お腹がそんなに空いてはいなかったので、あえてこちらの膳にして正解だった。いつも欲張りなので一番高いメニュー(至高の昼ご飯膳)を頼もうか迷ったんだけど、小腹空いた程度ならこれで充分と思われる。

やはりこの自然薯とろろであろう。やっぱり天然の純国産の自然薯が使用されているせいか、粘り具合がいつも食べるトロロとは違う。
出汁が混合されているはずであるが、それでもかなり弾力がある。この自然薯、お店直営の農場である「小田原箱根ファーム」で手間をかけて栽培されたものだそうだ。これを6対4で配合されたモチモチの黄金麦飯にたっぷりかけていただく、なんとも元気で健康になれそうなご飯なのである。ちなみにこの黄金麦飯はおかわり自由であるから、ご飯が足りない向きも心配不要である。
もちろん脇を固める、小田原産の干物、山芋ステーキやさつまあげのどれも、美味しいし、このあたりの地元のものがひとつのプレートで食べられるのがほんとうにありがたいなぁと感じた。

こんな風光明媚な最高のロケーションの、さらに自然薯専門のお店というのは全国的にもなかなか珍しいだろう。
帰り際、駐車場から滝がわずかにうっすら見えたので写真を撮って、このお店をあとにした。
また来よう。
「箱根自然薯の森 山薬」の店舗・施設情報
- 店名:箱根自然薯の森 山薬(やまぐすり)
- 住所:神奈川県足柄下郡箱根町宮ノ下224
- アクセス:
- 【車】小田原厚木道路「箱根口IC」より国道1号・138号経由で約20分(宮ノ下交差点・富士屋ホテル近く)
- 【電車・バス】箱根登山鉄道「宮ノ下駅」より徒歩約10分、または箱根登山バス「ホテル前」バス停下車徒歩約5分
- 営業時間:
- 【平日】朝7:00~20:00(L.O. 19:00)
- 【土日祝】朝6:30~20:00(L.O. 19:00)
- 定休日:年中無休(※悪天候等による臨時休業あり)
- 主なメニュー:至高の昼ご飯、山薬とろろ膳、極上吉次(キンキ)の炭火焼き膳、朝食御膳各種(黄金麦飯はおかわり自由)
- 駐車場:あり(無料・敷地内駐車場あり)
- 公式サイト:箱根自然薯の森 山薬 公式HP
※人気店のため、休日や観光シーズンの昼時は混雑する場合があります。朝食営業(7:00〜)も実施しています。


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